其の4 テレアポをする側に対する心理学
それでは、ご覧下さい。
▼《 テレアポ特有の悩み 》
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1 電話するのが恐いのは、なぜ?
2 モチベーションが続かない・・・
3 恐怖心に対する解決策はあるのか?
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1.電話するのが恐いのは、なぜ?
テレアポ以外でも、普通に電話する時でさえ、緊張や不安でなかなか電話することが出来ないと言う方もいらっしゃいます。
これは何も特別なことではありません。
どなたでも最初の頃はそのような覚えがあると思いますが、通常は慣れて来るに従って、電話に対する恐怖心はなくなって行くものです。
しかし、中には慣れたと思っても時間が経つにつれ、また同じような恐怖心が出てくると言うケースもあります。
このように電話に対する恐怖心と言うものは、頭では理解していても理屈では説明できない部分でもあるんですね。
では、この恐怖心がなぜ起こるのかと言いますと、大きく分けて、
(1)何を話したらいいのか分からないと言う準備不足から来る不安、
(2)相手が誰なのか分からないと言う影におびえる不安、
(3)断られたらどうしようと言うイメージに対する不安・・・
「説明」
(1)の何を話したらいいのか分からないと言う不安は、応酬話法も含めて、答えられない質問をされたらどうしよう、と言う不安があるために、きちんとしたスプリクトがあるにも関わらず、心の準備不足から受け答えにおどおどしてしまうことになります。
(2)の相手が誰なのか分からないと言う不安は、電話を通しての話しなので、相手の顔が見えず誰なのか分からないと言う不安です。
(3)の断られたらどうしようと言うイメージに対する不安は、最初から断られている自分の姿を頭の中で想像してしまうために、電話する前からその恐怖心が自分の中に広まってしまうと言う不安です。
しかし、これらの恐怖心は、あなた自身が勝手に作っている「妄想」だと言うことに、早く気付くべきです。
事件は署内で起こっているんじゃない、現場で起こっているんだと言う刑事ドラマがあったように、テレアポでも同じことです。
テレアポの断りは、電話する前に起こっているのではありません。
現場の相手に聞いて見ないと分からないと言うことです。
2.モチベーションが続かない・・・。
「よし、頑張ろう、」と思って電話しても、断りが数件続くと決意も揺らいでしまうことも、珍しくはないですよね。
それだけモチベーションを保ち続けるのが難しい、と言う現実があるからです。
では、どのようにしたら「モチベーション」を保ち続けられるのかと言うことですが、答えは簡単です。
頑張ろうと思わないことです。
無理にいきがっても、断りが続くと誰でもめげます。
そこへ「1日200件は電話するんだ、」と決め込んでも、キツイものはきついです。(根性論で済むなら誰も苦労しません。)
そこで、違う方法でモチベーションを維持するようにします。
それが、「頑張らずに、なるようになるさ作戦」です。
最初から、無理な目標は掲げません。
もちろん、会社からの目標はあります。
それとは別に、自分自身でひそかに思う目標=言葉です。
その言葉はこうです。
「無理しなくてもいいんだよ、
どうせ、断る人は断るんだから・・・
それよりも話しを聞いてくれる人は絶対いるんだから、
その人にあたるまで電話すればいいだけのこと・・・。」
と、こんな感じで気楽に考えると気持ちに余裕が出てくるようになるから不思議なものです。「気は持ちよう」って、良く言いますよね。
今のテレアポのやり方では、断りが続くと気持ちもマイナス思考になってしまい、どんどんフラストレーションが溜まる一方ですから、この状態が続くといつかは気持ちが切れてしまいます。
そうならないように、適度なガス抜きが必要なんですね。
それが、
「頑張らなくても欲しい人は必ずいるんだから、
断りなんか気にしなくてもいいんだよ・・・。」と言う作戦です。
気楽に考えるのが、モチベーションを保つ秘訣にもなるんですね。
3.恐怖心に対する解決策はあるのか?
テレアポする時に、恐怖を感じる瞬間が何回かあります。
ひとつは、呼び出し音が鳴っている時、
二つ目は、相手が受話器を取った瞬間、
三つ目は、相手の返事が返ってくる時、
一つ目の、呼び出し音が鳴っている時は緊張しますよね。
プルルルル・・・・プルルルル・・・・、
でも、この時はまだ何も始まってませんから、これはいいでしょう。
問題なのは、次の二つ目からです。
▼相手が、受話器を取った時の緊張感・・・、
ガチャッ・・・
相手「はい、○○会社です。」
・
・
自分「あっ、すいません、
○○会社の○○と申しますが、
○○の件で電話したんですが、
担当の方いらっしゃいますか?・・・」
相手「今、席外してますが・・・」
自分「あっ、それじゃ、また電話します。
失礼しました・・・。」
と、逃げるように電話を切るあなた・・・、
今まではこんな感じで電話していたかも知れませんが、これからはもう大丈夫です。
今までは電話する相手全員に何とか話しを持ちかけて、アポイントを取らなくてはいけない・・と強く思っていたために、緊張と不安が入り乱れていたかも知れませんが、これからはもっと楽な気持ちで電話出来るようになるからです。
なぜなら、電話する先は探せば幾らでもあるからです。
あなたは、こう思っていたはずです。
「ここに断られたらどうしよう、」って・・・。
いかがですか?
その相手に断られたら、それでおしまいと言うことはありませんよね。
まだまだかける先は幾らでもあるんですから、断られた相手のことを考えている暇はありません。
ほかにもかける所がたくさんあるのですから、可能性のある先にどんどん電話するべきです。
電話に対する恐怖は自分で作っている「幻想、妄想、まやかし」でしかないと言うことを早く理解することが大事です。
その証拠に、電話したからと言って何か特別なことでも起きましたか?
・
・
・
何にも起こりませんよね。
起こったのは、相手から「断られた」と言ういつものことだけです。
ですから、事件はあなた自身に起こっているのではありません。
相手に聞いて見て、初めて必要なのかどうかが分かるだけですから。
このように電話に対する恐怖心は、自分で作っているだけなので何も心配はいりません。誰もあなたに対して、危害を加える人などいませんから大丈夫ですよ。
楽な気持ちで行きましょう。
「私の話に興味ありましたか?
無い?そうでしたか~
それは失礼しました。
では、またのちほど・・・。」
こんな感じで気軽に電話できるようになれば、もう恐いものはありません。
どうぞお試しください。
今回の内容が皆様のお役に立てられるのなら光栄です。
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