其の19 心理学を応用して苦手意識や上がり症を克服
心理学から応用した“自己催眠療法”についてお送り致します。
人は、他人からの影響で、感情(心の動き)に左右されると言う傾向があります。
これは、意識しなくても自然と感じてしまう事なので、ちょっとした言葉やしぐさなどで、気にしたり傷ついてしまうこともあるんですね。
しかし実際は、相手があなたのことにさほど興味も無く、取り立てて気にもしていないのに、周りの人から見られていると言う自意識過剰が起こることで、過去はともかく、これからの人生も苦しい思いを引きずるのでは、何のために生きているのか、分かりませんよね。
そこで、そんな想いをしている方に、気持ちが晴れやかになる方法をご紹介したいと思います。
気持ちを切り替えるだけで、これからの人生が劇的に変わる方法です。
どうぞ、ご覧下さい。
■INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1)100人の前でも、緊張せずに話せるテクニック
(2)“潜在意識”を変えると、テレアポも成功する
(3)嫌な思いが浮かんで来た時に、それを消す方法
(4)緊張して手が震えるのを抑える方法
(5)これが自己催眠療法だ!
(1)100人の前でも、緊張せずに話せるテクニック
人前に出るとあがってしまい、うまく話しをすることが出来ないと言う方も多くいらっしゃいますが、あなたはどうですか?緊張すること無く、話しをすることが出来ますか?
100人どころか1人でも緊張してしまい、プレゼンが思う様に出来ない?・・・ それも困りましたね。
でも、ご安心下さい。
たとえ、大ホールに1000人いようが1万人いようが、人数に関係なく緊張せずに、それも堂々とスピーチ出来る方法がありますので、そのテクニックを紹介しましょう。
▼その方法とは、
まず、会場の雰囲気を「体全体」でつかみます。
次に、会場全体を見回したら、遠くの一点に「目印」になる様なものを見つけ、そこに意識を集中させます。例えば、一番後方に座っている方の“しぐさ”や“表情”を観察するようにするのです。
「ああ、あの人は隣の人と楽しそうに話しをしているから、
きっと恋人同士なんだろうな、この後どこに行くんだろう・・。」
と、この様な感じで、心の緊張感をやわらげるようにします。
これを2、3回、場面を変えて行うと、自然と場の雰囲気に慣れ、緊張感もすっかり取れるようになりますよ。
この方法の特徴は、今まで緊張する羽目になった「会場に呑まれる」と言う“マイナスイメージ”を、逆転させるために行うものです。
呑まれるんじゃなくて、自分が会場を「呑み込む」と言った発想です。
その為にも、会場全体を見回し、隅々まで観察することで心にも余裕が出ますし、その場に落ち着いて立つことも出来ますから、今までのように心臓がドキドキして舞い上がる、と言う感覚も無くなるようになるのです。
あなたも“上がり症”でしたら、このような方法で試して見ては如何でしょうか、
きっと、こんな簡単な方法で落ち着くことが出来た自分に、ビックリすると思いますよ。
(2)“潜在意識”を変えると、テレアポも成功する
人は感情のある生き物ですから、心理学的に潜在意識が知らない内に感情を支配すると言う現象が起こります。自分が思っていることに対して、実際に行動する姿が一致しない事や、自分の意思とは関係なく、もともと自分の中に占めていた意識部分、つまり、“潜在意識”が働くことがよくあるからです。
テレアポの例で言えば、自分としては相手に何とかうまく説明して、約束を取り付けたいのに、いざ電話して見ると、相手の断りがあるとすぐ諦めてしまうとか、あるいは、最初から言葉に自信が無い状態で話しをするために、話しの途中で切られてしまうと言った、いずれも潜在意識の影響が大きいと言うことがあります。
また、話している途中で、何となくダメだろうな、と思っていると、そのようになってしまうと言うのも潜在意識が作用しているからなんですね。
▼では、どのようにしたら良いのかと言いますと、
潜在意識を、“味方にしてしまう”のです。
例えば「今日は2件、見込み客が“必ず見つかる”」と思い込みます。目標ではありません。
“出来る”と思い込むのです。
自分の中の意識に、“今日は2件、見込み客が必ず見つかる”と植え付けることで、自然と力むこと無く電話出来るようになります。
なぜなら、今日は2件見込み客が見つかると分かっているのですから、電話する姿勢にも余裕が出るからです。
余裕が出ると不思議なもので、話す言葉にも「自信」が付きますから、相手が受けるあなたの印象も違って来ますので、あなたの言葉に説得力を感じるようになるんですね。
もうお分かりですね、
今までうまく行ってなかったのは、あなた自身に失敗したらどうしようとか、契約が取れなかったらどうしようと言ったように、マイナス面だけ思ってしまう為に、自然と現実もそうっていたのが原因だったのです。
そうなるべくして、そうなった・・・・、
これが今までの結果であれば、その意識を変えることで、今までの流れを変えることも出来ます。
潜在意識を自分のなりたいように思い込むことで、自然と良い方向に行くのですから、それならば、今までとは反対のイメージを植え付けるようにすれば良いのです。
後は、揺るぎない自信が付くことで、全てが良い方向に行くようになります。
一旦、良くなった流れは、その後は、加速的にもっと良い方向に行きますから、失敗は成功するための源と考え、どんどんチャレンジして行きましょう。
(3)嫌な思いが浮かんで来た時に、それを消す方法
普段、何気なく生活していても、前に経験した出来事をふっと思い出すと言う瞬間、皆さんもありますよね。それが楽しい思い出なら気にもしませんが、たいがいは嫌な出来事を思い出すものです。
そうすると、嫌な思い出だけに気持ちも沈み込んで、やる気も失せてしまうのではたまったものではありませんよね。
そこで、そんな嫌な思い出が浮かび上がって来た時に、簡単に消し去る方法がありますので、ご紹介しましょう。
それは、嫌な思い出が浮かんできた時に、自分の目線がどこにあるか確認して見て下さい。そのほとんどが、同じ方角を見ながら思い出しているはずです。
そこで、そのような時はその目線の先を違う方向にさっと変えてしまうのです。
そうするだけで、気持ち的にずいぶんやわらげることが出来ますし、今までトラウマだったような出来事も、だんだん小さな出来事にして行くことも可能になるからです。
どうぞ、お試し下さい。
(4)緊張して手が震えるのを抑える方法
会食などで、相手のコップにビールを注ぐ時や、名刺を渡す時に緊張してしまい、手が震えてしまって恥ずかしい思いをする、と言う方もいらっしゃいますが、それだけのことで、自信を無くしたり、相手に頼りない印象を与えてしまうと言うのも、損ですよね。そこで、そう言った時に、手が震えるのを簡単に抑える方法です。
たとえば、名刺を渡す時に、自分が差し出す名刺が
「自分の手の延長だ」と思い込むようにします。
手の延長ですから、名刺をつねると「痛い・・・」と思えるようにイメージするのです。
そうすると不思議なことに、自分の手の延長ですから、震えも静まり、落ち着いて名刺を渡すことが出来るようになります。
たったこれだけのことですが、気持ちの切り替えとして、試して見てはいかがでしょう。
意外な効果にビックリしますよ。
(5)これが自己催眠療法だ!
自己催眠療法は、自分の中に元々あった「潜在意識」を引き出す方法です。苦手意識や、それは出来ないと思い込んでいるのは表面的なことであり、本来は出来ないと言うことは最初から無いからです。
仮に出来ないことがあるとすれば、それはあなただけではなく、他の人間すべての人も出来ないと言うことになるからです。
もっと分かりやすく言えば、他の人に出来てあなたに出来ないことは何ひとつも無い、と言う裏返しだと言うことです。
能力は誰にでもあります。
本来持っている力を引き出すだけで、あなたでも出来るようになりますから、どうぞ、心配しないで下さい。
では、その催眠療法の仕方を説明して行きましょう。
▼例えば、……………………………………………………………………
- 対人恐怖症だったのに、相手の目を見て話し出来るようになった。
- テレアポが嫌だったのに、気軽に出来るようになった。
- 飛び込み訪問が苦手だったのに、簡単に出来るようになった。
- スピーチが出来なかったのに、堂々と落ち着いて話しが出来た。
- 嫌いな食べ物が、普通に食べられるようになった。
- 苦手な犬や猫が、気軽にさわれるようになった。
- 今までダイエットに失敗していたのに、やせられるようになった。
これ以外にも、どうしても出来ないと思っていたことが、誰にでも簡単に克服することが出来てしまうのが「自己催眠療法」なのです。
こんな事が出来たらいいのに・・・
今までどれだけ辛い思いをしてきたのか・・・
これからも嫌な人生を歩まなくてはならないのか?・・・
そんな困っているあなたにこそ必要な方法です。
それも、誰にでも簡単に出来る方法ですから、どうぞご安心下さい。
やり方は簡単ですから、心配しないでくださいね。
用意するのは顔全体が見える「カガミ」があれば、何でもOKです。
では、自己催眠療法のやり方です。どうぞ、ご覧下さい。
★☆★☆《 自己催眠療法のやり方 》★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
(1)鏡に映っている自分の顔を、じ~と見ます。
(2)そして、自分の目を見て克服したい理由を声に出して言います。
〔例〕ピーマンが食べられないのを直したい時は、
…………………………………………………………………………………
「私は、ピーマンが大好き。」
「ピーマンが好きで好きで、すぐにでも食べたい。」
「私は、ピーマンが好きだと確信出来る。」
「私はピーマンが大好きだ。」
〔例〕テレアポの件数を増やしたいと言う時は、
…………………………………………………………………………………
「私はテレアポが出来る。」
「相手が誰であろうと、関係ない。」
「話しを聞いてくれるから、大丈夫だ。」
「どんどんアポイントが取れる。」
「やれば出来る。」
「もう大丈夫だ、出来ると確信したから大丈夫、絶対に出来る!」
…………………………………………………………………………………
(3)このように鏡に映った自分の目を見て、自分に言い聞かせるように“声に出して”語りかけます。
(4)イメージする時間の長さは特に決まっておりません。
自分自身で、出来ると「確信」出来れば、その時点でOKです。
実際に効果が出ますから試して見ましょう。
この方法は自分自身に暗示をかけるのが目的ですから、出来ると信じ込む気持ちが大事です。
実際にこの方法で食べられなかった食物が、苦もなく食べられたと言う方もいらっしゃいますし、高所恐怖症の人が高いところも平気になったと言う「実例」もありますから、効果は「実証済み」です。
つまり、心の問題は「気の持ちよう」と言うこともあるように、ほんのちょっとしたキッカケで、誰にでも克服出来るものなのです。
今回の“カガミ”を使った自己催眠療法は、暗示をかけ易くするために使うだけですから、例えば、飛び込み訪問などの場合は、現地に着いた時点で、その場で自分に言い聞かせるように唱えても効果はあります。
「飛び込み訪問は恐くない。」
「大丈夫だ、誰が出ても恐くはない。」
「恐くないから出来る。大丈夫だ。」
「自分は出来る。出来ると確信したからもう大丈夫。」
「よし、行こう!」
と、このような感じで自分に言い聞かせることで、自分に勇気を与えることが出来ますから、もう恐いものはありません。
どうぞ、自分が苦手にしている色んな出来事に使って見て下さい。
きっと、あなたの人生を変えられる良いキッカケになるでしょう。
あなたの健闘をお祈り致します。
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